[2019海外買い付け]オランダ その8

 

 

 

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21日目 2019年7月30日(火)

 

今日はストックホルムへの移動日なので、昨日深夜まで梱包作業をした荷物を朝一で発送します。オランダで買い付けたものをすべて無事に送り終えてホッとした。

 

空港へ向かう前にまだ1時間ほど余裕があったので、少しだけアムステルダムの駅前を散策。駅から少し歩いたところにあるManneken Pisというフリッツ屋さんが行列だったので食べてみる。

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揚げてから少し時間が経っているのか、カリカリ度低めでイマイチ。ロッテルダムで食べたBram Ladageのフリッツのほうが揚げたてでおいしかったなぁ。


その後、運河エリアなどをぶらり。

  

と、浮世絵のようなものが描かれている建物が。さすがゴッホの国!一体なんだろうと思いながら近づいてみると、どうやら営業してないフリッツの屋台のよう。しかもよく見てみると、わかりますか?浮世絵の女性、フリッツを持っているのです!

 

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大興奮で写真を撮り、今度はスタンドの表側にまわってみると、なんとゴッホの「ジャガイモを食べる人々」の絵が!しかも、こちらもジャガイモの代わりにフリッツ食べてるの!急にジャンキーな食卓!シュールで最高。昨日ゴッホ美術館で本物を見たとこなので、タイミングもばっちりでした。

 

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壁にかかってる絵がハンバーガーやホットドッグになってるとこも芸が細かい!

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フリッツ持ってる。笑

 

ゴッホは農民の暮らしに(特にこの作品では自分たちで収穫した作物を食べる質素な生活やその姿に)美と喜びを見出した的なことを美術館のオーディオガイドが教えてくれましたが、本物の作品の暗くて重い静かな雰囲気に対してこのフリッツの明るいジャンキー加減がナイスなギャップで、ゴッホも見たら気に入るだろうなと思いました。


スウェーデンへ向かう飛行機はスカンジナビア航空。30分ほど遅れての離陸でしたが、定刻の21時過ぎにアーランダ空港へ到着しました。ストックホルムは昨年の夏に続いて2度目だったので少し慣れてることもあり、遅めの到着便でもいいかと思っていたのですが、22時半頃、ホステルの最寄り駅に着くとすでに人通りが少なく、5分ほどの道のりでしたがちょっと小走りで宿へ。しかも入り口がわからなくてしばらくウロウロ。心細かった。

 

さらに、わたしが泊まったホステルは夜間スタッフ不在なのですが、ここで問題発生。セルフチェックインで自分の部屋に入って荷物をおろしたあと、部屋の外へ出ようと思ったのですが、ドアが開かないのです。びくともしない。ドアを叩いても誰も廊下を歩いていない。仕方なく部屋からホステルに電話をかけてみたけど留守電。焦る気持ちを抑えながら今度は予約を取ったBooking.comに問い合わせの電話をかける。安心の日本語対応に涙。とても心配してくれたけど、どうしても無理なら警察呼んで開けてもらうしかないらしい。もう朝までこのまま寝てしまおうかと思ったけど、トイレやシャワーは共有なので部屋の外。もしトイレに行きたくなったら…と考えると急に不安に。それからも私とドアの深夜にまで及ぶ闘いは続き、結論はといえば、開きました。全体重をかけてドアを押したら開いたんですよ...。なにそれ!となるオチですが、いやほんとに尋常じゃない力を出さないと開かなかったんです。疲れた。どっと疲れた。スタッフ常駐の宿の大切さを学んだところで力尽き就寝。