［2019海外買い付け］オランダ その７
20日目 2019年7月29日（月）
オランダは毎日蚤の市があるので寝不足が続いてます。
今日は朝から近くのスーパーへ発送に行く。オランダはホテルがアホほど高いので、経費節約のために少し郊外の宿をとったのですが、そのためか住宅街にある小さなスーパーでは英語がまったく通じず。困った店員さんは、店の奥から英語のわかる若いスタッフを呼んできてくれてありがたやー、ですがそれでもお互い超カタコト。なんとか意思疎通できるレベルです。
あらかじめ書いてきていた送り状を渡して、TO JAPANとお願いする。しかし…ううむ…なんともぎこちない手つき。絶対発送したことないやん。ましてや国際便の手配なんてしたことないんちゃうこの子！？という一抹の不安がよぎる…。
それでも伝票のバーコードを読み取ったりとそれらしき動作をしていたのですが、最後に「これ送り状の控えです」と渡してきたのは、なんとカーボン紙のついた伝票２枚。わかりますか？３枚の複写式になっている送り状の場合、一番上の１枚がお客様控えなのですが、この子は本来箱に貼るべき下の２枚を渡してきたのです。
35年ほど生きてきて、“カーボン紙のついた” 控え伝票というものをこれまでもらったことのなかったわたしは、受け取った手になにかしらの違和感を感じました。「たぶんこれ違うよ？一番上の紙がお客様控えなんじゃないかな？」って言いたいんだけどわたしの超カタコトな英語レベルではどうにも伝えられない。この時ほど英語が話せない無念さを感じたことはありませんでした…。
紆余曲折ののち、最終的にここで荷物を出すのは危険と判断。キャンセルしたいと言って、別の場所から荷物を発送することにしました。この旅一番の英断だったと思います。だって、もし発送手配に不備があったとしても、オランダを離れてしまってから再送の手続きをとることはおそらく不可能なわけで。苦労して買い付けたものが路頭に迷うなんてことは絶対に避けなければなりません。ローカルな場所では国際郵便を出す人も少ないので、注意が必要だということを学びました。
予想外に発送に手間取り、急いで北教会のマーケットへ向かいます。
北教会周辺の運河エリアのきれいな景色。緑が気持ちいい。
ところで旅行のガイドブックなんかでよく見るオランダの風景って、こういう運河とか風車とかきれいな写真が多いですよね。しかしそんなイメージでオランダに臨んだわたしは少々驚いたのですが、実際アムステルダムの駅前周辺の大通りを歩いていると、けっこう汚くて、とにかくすごい人の数なんですよ。しかも、コーヒーショップといわれる大麻を吸ったり購入したりできる場所が至るところにあって、ガラ悪め。ただそれらはアムステルダムやロッテルダムといった都会だけの印象な気もするし、観光目的でオランダを旅したわけではないので、運河エリアのように美しい風景の場所がもっとあるのかと思いますが、今回は残念ながら味わえずでした。
北教会マーケット後は、アップルパイ。Winkel43というアップルパイで有名なお店が近くにあるのです。ここは果肉トロトロ系で、個人的にはDudokのほうが好みかな。
さて！アップルパイを堪能したあとは急いで駅前に戻り、荷物をロッカーへ。本日の仕事を早々に切り上げて向かった場所は、そう！ゴッホ美術館！
唯一の観光タイム。ここだけは行こうと、日本にいる時からとても楽しみにしていたゴッホ鑑賞。特に「ジャガイモを食べる人々」が好きだったなぁ。しかし実のところ、これまでの疲労とこの日服用していた鼻炎薬の副作用による壮絶な眠気で、目の前のゴッホの絵がぐわんぐわん揺れるほどの睡魔に襲われながらの鑑賞でした。なんてもったいない。ベストコンディションで見たかった。でも満足。
ホテルに戻り、この日は深夜2時過ぎまで梱包作業。
