[2019海外買い付け]オランダ その3

 

 

 

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16日目 2019年7月25日(木)

 

今日も電車に乗って蚤の市へ。が、なんだか値段も高く感じるし、これ!と思えるものも少なくてしゅんとする。

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ネットで調べていたコロッケがおいしいというお店に立ち寄って、軽くお昼ごはん。コロッケはオランダ名物。

 

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ここはお惣菜屋さんなんだけど、店舗の奥のスペースが立食型のイートインになっています。お昼時だったので混雑していましたが、なんとか店員さん捕まえてコロッケくださーいと言って注文完了。「パンに挟む?」と言われたのでYES!コロッケパン、おいしかった。

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その後、あまりの日差しにH&Mでサングラスを調達し、そのままトラムに乗ってセカンドハンドのお店へ。広大な倉庫みたいなお店なんだけど当然クーラーはなく、滝のように流れる汗と闘いながら端から端まで見てまわります。収穫はまぁまぁ。しかしここまでろくに休憩せずに動いていたので、暑さと疲労でくたくたに。そうだ、と思いついてすぐさま検索して辿り着いたのはDudok。オランダはアップルパイが有名らしく、このお店が人気らしい。

 

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 ボリュームたっぷりのアップルパイですが、空腹だったのでぺろり。おいしかったです。たっぷりの生クリームは、「いる?」と聞いてくれます。ここでもまた「Yes!」と答えてしまったけど、なくてもいいと思った。しかしアップルパイよりなにより、今日初めてクーラーのある場所に入って天国かと思いました。


さて、クーラーのありがたさに少し元気を取り戻したわたしでしたが、残念ながらこの日の暑さ地獄はまだまだ続きます。なんと、ロッテルダムまでの帰りの電車の冷房がなぜかついていなくて車内はサウナ状態に。扇子を持ち歩いていたので、30分間無心で扇いでなんとか乗り切りましたが、本当にきつかった!向かいの男性は、終始うつむき加減で少しまぶたを閉じ気味に、ただひたすら一点を見つめていらっしゃいました。そのお姿はまるで修行僧。南無。

 

しかしこの電車の暑さは30分という一時的なものだったのでまだいいのかもしれない。本当の地獄は実は宿なんです。部屋には扇風機はあれどクーラーはなくてですね、もはや熱がこもって外より暑い。経費を抑えることに必死で選んだ宿だけど、これじゃ仕事にならない。明日荷物を発送するため、なんとしてでも今日中に箱詰めまで終わらせないといけないのだけど、暑くて梱包が全然進みません。外にいた時よりも熱中症になるのを恐れて、水をがぶ飲みし、たまに冷蔵庫に顔をつっこんで冷気を浴び、また梱包作業。気温差の大きいヨーロッパなので、深夜になればきっと窓から冷気が入ってくるはずと祈るような気持ちで時を過ごし、狙い通り涼しくなってきたのは深夜2時頃から。作業が終わって外を見たら、空も白み始めていました。